中村哲さんのご逝去を悼んで

中村哲さんの突然の訃報に接し､心から哀悼の意を表します。

私たちと共に西南学院中学校(1962年卒)で学んだ中村哲さんは､キリスト教に出会い､在学中に洗礼を受けられました。卒業後も福岡で学ばれ医師となった後は､その活躍の場を世界に広げられ､とりわけパキスタン・アフガニスタンにおいては献身的に医療・人道支援にあたられるなど､その功績はとても大きなものでした。

同時に､中学校同窓会の活動へも大きな関心を寄せていただきました。帰国の折にはたびたび同窓会にも足を運んでいただき､また西南学院中学校の生徒に対して現地での取組みについてお話しいただく機会もありました。
西南学院が創立百周年を迎えた2016年には､5月14日に行われた記念式典において中学卒業生として記念講演の講師を務められ､多くの同窓生に向けてその志を語ってくださいました。

これまでの中村哲さんのご活躍に敬意を表するとともに､私たちはその志を大事にしてともに歩んで行けることを願っています。
中村先生のご遺族､先生とともに銃撃を受けてお亡くなりになった現地スタッフの方々のご遺族､ペシャワール会をはじめ関係者の皆様に主イエス・キリストのお慰めがありますよう､心よりお祈り申し上げます。

2019年12月5日
西南学院中学校
同窓生一同

※なお､同窓会による中村哲さんのお別れの会(仮称)の開催に向けて､学院および中学校と現在協議を行なっています。詳細については､後日ホームページにてお知らせいたします。